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2010.01.29 (Fri)

大変ご無沙汰しております。

以前書いた記事のクリニックの先生が倒れてから、
近所にある別のメンタルクリニックに転院しました。

しかしそこの先生がちょっとなんというか…
3分ほどしか話を聞いてくれない、
次に来たときに、前回どんな話をしたか覚えてくれていない、
という感じで、前の病院とあまりにも雰囲気が違っていたので
ちょっと足が遠のいていました。

しばらくは調子も良かったし、前のクリニックの薬が残っていたので
通ったり通わなかったりで過ごしていたのですが、
とうとう薬の在庫も無くなったので、そこのクリニックに通い続けることにしました。

そしてこの12月の中頃、また調子が悪くなりました。
(去年の今頃にも再発しているので、季節が関係あるのかもしれません)

頭の中がとっ散らかって、まともにものが考えられなくなり、
家事もままならなくなり…

去年の7月に結婚したのですが、主人にも付き添ってもらって病院へ行き、
先生と格闘すること?10分。
うつ病の再発とみなされて抗うつ剤が出されました。

それから10日ほどお薬を飲んで、今は当初と比べればずいぶん楽になりました。
家事もできているし、主人に対する被害妄想のような?イライラを感じることもなくなりました。

自分にとって、効く抗うつ剤と出会えたことは大変ラッキーでした。
これからまた、何カ月かは調子を見ながら投薬を続けてゆきます。

昨年から、メンタル系の記事ばかりで申し訳ありません。
元気になったら、時事ネタも書いてゆきたいと思います。


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2009.08.20 (Thu)

医者の不養生?

私が通い始めて6年目になる精神科のクリニック。
昨年あたりから患者が急増し、待ち時間が膨大になってきていた。
先生はお昼休みも休まず診察を続けていて、「いつか倒れるんじゃないか」とハラハラしていた。

8月1日土曜日。
薬がなくなったので診察に行くと、いつもと様子が違う。
受付のスタッフが誰もいなくなっていて、先生がチョコナンと受付に座っていた。

「今日は誰もいないので、私と、私の身内だけで回してるんですよ。
診察はここで、対面でしますので。」

びっくりした。スタッフ全員解雇だろうか?
裏腹に先生はニコニコと診察を進めていた。

私はずっと調子がいいことを告げて、いつものお薬をもらった、が。

私「お薬が2週間分だと、お盆休みにかぶりますね。」

『そうですね。じゃあ、しのぶさん、海外旅行に行ってもらえますか』

「え」

『海外旅行だと、お薬4週間分とか出せるんです。』

「あ、はい。わかりました。じゃあ台湾に行ってきます。」

笑いながら、処方箋を受け取る。


「先生、体には気を付けてくださいね。」

『僕は眠れさえすれば大丈夫だから、大丈夫ですよ。』


それが最後の診察で、先生との最後の会話だった。


8月10日。
台湾を台風8号が襲った。友人が帰国した2日後だ。
しかも友人の出身地は高雄県。
メールで「ご家族皆さん、無事ですか?私にできることがあれば、言ってください」と送信したが
今も返事はない。


8月13日。
いつものように郵便受けを開くと、「〇〇クリニック」と書かれた封筒が入っていた。
精神科のクリニックからの手紙……にしては分厚い。
あけてみてびっくりした。


「〇〇先生の体調不良により、無期限休診とさせていただきます。
初診時のカルテ、診断名、投薬内容をご送付いたしますので、
転院されてください」

えっ? 転院?

これからのこと、色々相談したかった……
アステラス製薬の「病気が教えてくれたこと」エッセイにも先生のことを投稿したのに……
やっぱり、体調が悪かったんだ……


色々な思いが去来したが、とにかく次の病院を見つけないといけない。
一番近所で、通うのが楽な病院に行くことにして、
あの日、4週間分の処方をしてもらったことに感謝した。


患者数の増加で、先生は体を壊してしまった。

先生にも責任はあるのかもしれない。
でも、医師に「来る人を拒めるだろうか?」と思う。

最後のほうなど、3時間待ち、4時間待ちが当たり前になっていた。
午前診の患者が午後に回されるのもたびたびだった。

先生に聞いたことがある。

「最近とても患者さんが増えているように感じますが、
うつ病や統合失調症の患者さんは、増えていますか?」

『いいえ、最近増えているのはほとんどの人が、まぁ無理に定義づけるならPTSDです。』

「どういうことですか?」

『職場の環境、家庭の環境で抑うつ状態になった人がとても多いんです。
そういう患者さんは、投薬やカウンセリングではなくて、環境を変えないと治らないでしょう。』



それは、うつ病ではありません!という本がある。

うつ病を名乗る、うつ病でない人達の事例を挙げて、本物のうつ病がどんなものかを浮き彫りにしている、精神科医の書いた本である。


先生は、本来精神科に来ることで問題が解決するわけではない人々によって
過労に追い込まれたのではないかと思ってしまうことがある。
では、そういう人は誰が救えばいいのか……


難しい問題である。


19:09  |  メンタルヘルス  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2009.06.01 (Mon)

台湾人との茶話会

ご無沙汰しております。
主治医の出してくれた抗うつ剤が効果を発揮してくれて、
(主治医によると「卓効」と言えるレベルだそうです)
一時期のような異常な不安感や落ち込み、イライラはほとんどなくなりました。
ただ、PCを触ることは「のめりこんでしまい疲れるから」という理由で
親からも主治医からも禁止されてしまったため
今は携帯からエントリーを書いています。

先日、台湾人の友人と久しぶりに会ってランチとお茶をしました。
彼女…仮名を○ちゃんとしますが、○ちゃんは「台湾における結婚」などについて
研究しているそうです。

台湾は日本より遥かに晩婚化が進んでいるそうで、
私の一昨年の破談の話になったときに、

「ええっ!?
だって、しのぶさんまだ29だよね!?
そんなに若いのに、もう結婚の話が出たりするの?」
と言われてビックリ。

「いやいやいや!
当時で27、8歳だから普通か、少し遅いくらいよ」

「そう…そっか。
日本人なら確かに普通かぁ。
台湾人は結婚遅いよ…私は今35歳だけど
(ちなみに学生さんなのもあり、超若く見える美女です)
(12歳年下の男の子にナンパされたりするそうです・笑)
同級生はまだ半分以上働いてるよ。
でも今度、台湾の友達結婚するし、
あたしもそろそろいい人見つけたいなぁ〜。
40歳までに子供を産まないと大変って言うもんね〜」

……日本と5〜10年はズレてますよね……!!


「…あー〜…そうだよね。確かに40までには産みたいね。
日本人は30歳までに!みたいな風潮も一部にあるなぁ。
私はもう29だし諦めてるけど(笑)」

……

「台湾ではブルーカラーの男性は台湾人女性と結婚できないから、結婚ブローカーがあるんだよ。」

「結婚ブローカー?」

「台湾人男性向けに、フィリピン人女性やインドネシア人女性を結婚商品として扱うブローカー。
付加価値を高めるために、商品の女の子に中国語を習わせたりするの。
そういう結婚をブローカー婚っていって……。」

「待って……。
日本にも多分あるけど、何か凄い世界ね……。」

「実際に、年によるけど15〜7組に1組はブローカー婚って言われていて、
その夫婦の間の子供に『発達障害』が多いっていうマスメディアの報道で
差別や社会格差が広がってるんだ……。」

「ちょっと待って?
発達障害って、おかしくない?
脳などの器質的な障害が原因で起きる、身心の成長の障害のことを
普通は発達障害って言わない?」

「そう!
だから、台湾で言われる『発達障害』は、
単にお母さんが台湾語を話せないことや台湾文化を知らないことで起きる
子供の家庭教育不全のこと。
それをマスメディアが『発達障害』なんて言うから…」

「なるほど、ブローカー婚もそうだけど、外国人の奥さんとの間の子供に対して、
国民にネガティブな印象が刷り込まれるわけね……。」

「そう。実際にはみんながそうってわけじゃないんだよ。
それに、例えば私の知っているインドネシア人女性は学歴は大卒、
英語も堪能だから台湾で就職したら、
高卒の旦那様より遥かに稼げるんだ。
でも、台湾人の旦那様は大抵、専業主婦を望むみたいで
彼女も例にもれず専業主婦。
せっかくの語学力が勿体無いよねぇ〜〜。
使わないと忘れちゃうしね……。
でも子供にはバリバリ勉強させてるから『発達障害』ではないよね」

「なるほど……。台湾には今そういう問題点があるんだねぇ」


彼女はランチとお茶をを終えると、「今から学会発表を聞きに行く」と、バイタリティー溢れる行動力を見せてくれました。

私の感想。

「このままでは台湾に追い抜かれるかもしれん……。」

という危機感が一番でした。
○ちゃんは日本語英語中国語を話せます。

私は日本語危うい、英語は読めるだけですから相当出遅れています。
それでも私と○ちゃんは同じ「修士」なんです。

もし私に子供が持てたら、厳しく育てて日本の役に立つ人材として
世間に出荷せねばと思いを新たにした1日でした。
07:45  |  日記  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2009.04.26 (Sun)

ひねもすのたり


4月18日の記事を書いた記憶が全くないけれど、内容に偽りのないことにびっくりして
( Д) ゜゜←こんなんなってる偲です。

どうも4月18日は、睡眠導入剤の副作用?で健忘を起こしたようです。
(某所では、健忘を起こすことを、『靴屋の小人』の童話になぞらえて「小人さんが出た」と言うようです)


それはさておき、私の気分的な症状は相変わらずゆるやかに上下しつつも安定しており、
変わらず家族に支えられ、軽い家事などをしてあとはゆったり休ませてもらう日々を送っております。

この立場にやはり後ろめたさのような申し訳のないような思いはありますが、
まずは『治る』ことが最優先ですので、なるべく『有難いな』『治ったら恩返しをしよう』
と思うように努力しております。


ただ、最近億劫さからPCに全く触れていないため(この記事も携帯からの投稿です)
メールで激励や心配のお言葉を下さった皆様には、メールが来ていること自体にも気づかず
大変ご心配をおかけいたしました。

また、私のことを気にかけていただき本当に感謝しております。
ありがとうございます。


病気の症状でネットやテレビを見る集中力がないので、今はニュースを見ることもできず
しばらくは時事ネタの記事も書けませんが、暖かく回復を見守っていただけると幸いです。


皆様も、どうかお疲れの出ませんようにお過ごしくださいませ。


00:24  |  日記  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2009.04.18 (Sat)

連絡事項

昨年末、持病ともいえるうつ病「寛解」宣言が主治医によって出される。
小躍り。

今年3月頭にうつ病再燃と主治医から診断される。
昼と夜の薬が増える。


おとなしく飲んでいたら2〜3週間で気分は上がってくる。
例えば以前は
「私が死んだら皆楽になると思うけど、迷惑は最小限にしたいかはとりあえず失踪」だったのが、
薬が聞いてくると「桜が咲いてる。咲いてるだけでなくて、きれいだと思う」というところまで成長します。今回は家族による発見が早かったため、早めの治、再開できました。


本当に良かったと思います。
23:43  |  日記  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2009.01.26 (Mon)

死刑制度について考えた

隣室に住む女性を襲い、殺害した男に死刑が求刑された。

<「矯正の余地ない」星島被告に死刑求刑…江東区の女性殺害 東京都江東区のマンション自室で昨年4月、2部屋隣に住んでいた会社員東城瑠理香さん(当時23歳)を殺害し、遺体を切断して捨てたとして、殺人や死体損壊などの罪に問われた元派遣社員・星島貴徳被告(34)の公判が26日、東京地裁であり、検察側は論告で、「被害者の人格、尊厳、生命を一顧だにしない犯行で、矯正の余地はない」と述べ、死刑を求刑した。(読売新聞)>

これとは前後するが、闇サイトで知り合った3人の男が見知らぬ女性を暴行し、殺害した事件でも3人の被告全員に死刑が求刑されたという話もニュースで耳にした。

量刑が、「社会秩序を守るため」であるなら、これらの求刑は当然のことだろう。
少なくとも、この外道以下の人間が刑務所に入っている間は、「これ」らによる「犯罪」の抑止にはなる。

死刑は「被害者の人権を無視している」とぬかす、生ぬるい人権派とか呼ばれる人間がいるが、自分の娘や姉妹、家族が同じように「他人の命を何とも思わない」犯罪者の手にかかったとき、どう言う行動に出るか見てみたいものだ。

ぜひとも自分の主張通り、「犯罪者の人権を守るため」に動いていただきたいものだ。
貴様らの、殺された姉妹や娘のように、「死んだ人間にはもう人権はない」のだろう?

それができないというなら、他人様の前で、特に犯罪被害者の方が見る場所でそういう馬鹿げたぬるいことを言うべきではない。


19:07  |  国内問題  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2009.01.24 (Sat)

ともだち親子は「病的」だ

1月23日の記事で、むぎさん(<a href="http://www5.diary.ne.jp/user/532192/">小児科医の思うこと</a>)が小ブログの「ともだち親子はなぜいけないのか」を取り上げて下さった。

実はこの記事の考え(ともだち親子の子供が牙を剥く心理)は私のオリジナルではない。
「お母さんのための学習塾」講師の岩田さんから聞いた話をほぼそのまま掲載したものだ。

何故か。
私には、恐ろしく腑に落ちたからである。

「ともだち親子」などという親子関係は、これまでの長い日本人の歴史上……いや、
人類の歴史上、見当たらなかったのではないだろうか。

古今東西、親という存在は子供にとって「自分の肉体的・精神的庇護者」であり「最初の教師」であったはずだ。
人間の子供は他の動物と比べて肉体的に非常に未熟な状態で生まれてくるのだから、前者は当然のことだろう。
また、子供は親の庇護のもとでなければ生きて行けないからこそ、
親子間の関係はむぎさんのおっしゃる通り「最初にして最小の人間関係」であると言える。

そして人間(に限らないが、生物)は学習するとき、まず関係の相手を模倣する。

「学ぶ」という言葉は「まねぶ」……すなわち、「まねる」(模倣する)が語源だ。

だから子供は「最初にして最小の人間関係の相手」である親を教師として育つのだ。

それは人類や、それ以前に生まれた「親が子を養育する」生物にとって

「親子関係の前提」である。

母ネコは、子ネコに「狩りの仕方」を教える。
親ゾウは、子ゾウに「2秒に1回」は触れてやることで、子ゾウの持つ「不安」を取り除いてやる。

このような親子関係に「ともだち」「仲間」などといった対等性は存在しない。

もしそんな親子が仮に突然変異で生まれたとしよう。
親から、苦難を乗り越えて生き延びるすべを学ばなかった子供は、
野生の世界では確実に生き延びられまい。
その子供が死ねば、ともだち親子のもつ突然変異遺伝子は次世代へ受け継がれない。

「親が命を賭けて子を養育しない」……そのような野生に適さない「病的な遺伝子」は、淘汰されてしまうだろう。

病的な遺伝子。
ともだち親子はまさに「病的な親子関係」だ。

むぎさんの日記に「病識」という耳慣れない単語が出てきたと思うので、
勝手に補足させていただこうと思う。

病識とは「自分が病気であるという自己認識」のことである。

例えば、120人〜150人にひとりが発症すると言う統合失調症患者は、
初期には「自分は何かおかしい?」「私は病気かもしれない」という意識、つまり「病識」を持つ。

しかし、病が進行してゆくと徐々に病識が欠如してゆき、「私は病気ではないのだから治療は必要でない」と思うようになる。
「病識の欠如」である。
これは大いに治療の妨げになるだろうことは想像に難くない。

統合失調症には効果の高い薬がたくさんある。
「服薬を持続」しさえすれば、健康な日常生活を続けられる人も多い。

だが、多くの患者さんは薬の効果が出始めると、もう自分は病気ではないから……副作用がある薬で、治っているのになぜずっと飲む必要があるのか……と、まるで「自然治癒したのだから薬はいらない」とばかりに勝手に服薬を中止してしまうらしい。

その結果は、当然「病気の再発」である。
統合失調症はキチガイ、つまり「他人を傷つける病気」だと差別的に思われがちだが、実はきわめて「自殺」という悲惨な最後を遂げるケースの多い病気だ。

民族・文化の差に関係なく同じ頻度で発症する……つまり、「自分や自分の家族がいつ発症してもおかしくない」病であるにも係わらず、
まともな治療(継続的な投薬)が難しいことから今でも差別的に考えられている。家族の大変さは想像を絶するところだ。

統合失調症は、自分が病気だと気づかない……病識がない……ことこそが「病的」だと言える。

「病識の欠如」が根底にある病。

ともだち親子という「人類史上初のきわめて不自然な」親子関係も、当事者の親には「病識」はない。

人類は、非常に高度な知能と社会性を持った生物である。
ともだち親子の「子供」が病識を持った瞬間、悲劇が起きる理由はそこにある。
人間は文明社会では、少なくとも今の日本では、「淘汰されても殺されない」。

「良い立場に立つようには生き残れないが、かと行って殺されもしない」と知った子供にとって、この社会は生き地獄だろう。
でなければ開き直って生活保護を受け、他人に寄生して生きることを恥じなくなる。

どちらにせよ、「病的」であることには変わりがない。

「生き地獄」と感じた子供はまだ健全だ。

なぜ、こんな「オカシイ」「病的な」親子関係に私を巻き込んだ!
親が自分勝手な育て方をしたせいで私は競争社会に適応できないではないか!

……という感情が親に向いても不自然ではないということだ。

ということで、しつこく結論づける。
「ともだち親子」は「病的」な親子関係であり、「病識を持った」子供は親に牙を剥くと。

ちなみに、「統合失調症」について私は何ら差別的な意図を持って記述していないことを重ねて述べたい。
「誰もが発症しうる」「治療を怠れば悲惨な経過たどる」のに、当人の「病識の欠如」が最大の理由で治療の継続が実質的に困難である、という点が「ともだち親子」と似ているという意図で取り上げた。
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